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2026.10.02

観測者として世界に降り立つジェネレーティブアート "OBSERVE" を公開しました。

観測者として世界に降り立つジェネレーティブアート "OBSERVE" を公開しました。

OBSERVE ©2026 - Generative Art


ブラウザの中で、いまも動き続けるジェネレーティブアート「OBSERVE」を公開しました。


もし、世界がシミュレーションで、あなたがそれを上の次元から観測する側だったら。


その視点を、かたちにしました。

開いた瞬間から、あなたは観測者として世界に降り立ちます。



■ OBSERVE について


高次の視点から覗く、3次元を模した仮想空間です。


目を向けた場所に輪郭が浮かび上がり、意識の外では決められた筋書きどおりに時が流れています。

あなたが関わった瞬間、その筋書きは揺らぎはじめます。


粒子でできた魂たちが、それぞれの一日を生きています。

人も、馬も、鹿も、犬も、鳥も、草花も。


空間を巡り、触れれば波紋が広がって、他の魂たちが呼応します。

勢いよく近づけば動物は逃げ、じっとしていれば向こうから寄ってくる。人に気づかれると、声をかけられる。

時間を巻き戻して触れれば、そこから分岐した新しい世界線が始まります。


過去は、ある程度確定したタイムライン。

現在は、観測の一点。

未来とされる状態の細部は、まだ霧の中。



■ 一周した問い


科学は宇宙の始まりの光をとらえ、人を超える知能は、遠い未来の話ではなく、現実の議題として語られるようになりました。

経済は、地球の裏側の一瞬の判断で、世界中がつながって動いています。


世界を説明し、予測し、動かす力を、私たちはかつてないほど手にしています。

それでも、「この世界はそもそも何なのか」という問いだけは、手つかずのまま残っている。

むしろ、いまになって、ふたたび私たちのもとへ戻ってきています。


シミュレーション仮説、量子の観測、高次元。

科学や思索の最前線で語られる言葉は、どこか、遥か昔から語られてきた言葉に似ています。


色即是空。あらゆるものは関係の中で立ち現れ、それ自体で確かな実体を持たない。

世界は心が映し出したものだと説く、唯識の教え。


最先端の科学と古い智慧が、別々の道を通って、同じ場所にたどり着こうとしているように見えます。

時代が一周して、皆が同じ問いを抱えはじめている。


その問いを外から眺めるだけでなく、中に入って触れられる場所をつくりたかった。

それが OBSERVE です。



■ 箱の中で遊ぶということ


私は、私たちがこの3次元の箱に閉じ込められているのではなく、自ら選んで入り、体験すること自体を楽しんでいるのだと感じています。

全のままでは、愛も対立も、安心も恐怖も味わえないから。


量子の世界では、観測は中立ではいられません。

私たちは宇宙を外から眺めているのではなく、その内側にいます。

脳は思考や選択を行う装置であると同時に、受信機として、そして3次元をレンダリングする演算機として捉えるほうが、本質に近いのかもしれません。


観測するつもりで入ったのに、観測し返される。

この二面性は、現実の私たちの存在と似ていませんか。


私たちは最初から高次元の存在として、この世界で遊んでいるのではないでしょうか。



■ 思想を、動くかたちに


OBSERVE は、構想から公開までを約3日で制作しました。

インストール不要。ブラウザを開くだけで、スマートフォンでも PC でも動きます。


・すべてをコードから生成する

3Dモデルも、音声ファイルも使っていません。

53の生き物と96の植物、地面の粒子、そして音まで、すべてをコードから生成しています。

体験に必要なデータは、圧縮後わずか約290KB。


・サーバーを持たない「同じ今」

世界は、現実の時刻から決まる関数として設計しています。

サーバーで同期しなくても、どの端末で開いても同じ瞬間が流れます。


・止まらない、落ちにくい

TanStack Start で完全な静的サイトとして書き出し、Cloudflare Pages のエッジから配信しています。

アプリ用のサーバーもデータベースも持たないため、障害の起きる場所が少なく、運用費はドメイン代のみです。


・LLM と協働するための設計

実装は、Claude Code をオーケストレーションして行いました。

型を厳密に定めた TypeScript、役割ごとに分けた構成、判断の記録を残す運用。

LLM が読み、理解し、壊さずに書き換えられることを前提に、プロジェクトを組み立てています。


どんな思想も、どんな発想も、いまの技術で、確実に動くかたちにする。

目に見えないものを、触れられる体験へ。それが BUB GRAPHICS の仕事です。


ブランドサイト、展示、アート作品、プロダクトの体験設計まで。

かたちにしたいものがあれば、お気軽にご相談ください。



■ 概要


作品名:OBSERVE — 余次元

制作者:Ryutaro Shimizu

公開日:2026年9月26日

URL:https://observe.jp

対応環境:スマートフォン/PC のブラウザ(アプリ不要・登録不要・無料)


Conceptual Design & Philosophy:Ryutaro Shimizu

Framework:TanStack Start / React

Rendering:three.js / WebGL

Language:TypeScript

Sound:Web Audio API(Generative)

Hosting:Cloudflare Pages

Orchestration:Claude Opus 5.5